ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は5日、首都モスクワで、スティーブ・ウィトコフ米特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏と会談した。両氏はウクライナで4年以上続く紛争の終結に向け、新たな和平案を提示したとみられる。
両氏、6日にウクライナ訪問へ
ウィトコフ氏とクシュナー氏は5日にモスクワに到着。6日には、ロシアによる侵攻開始後初めてウクライナを訪れ、同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談する見通しだ。
ロシアとウクライナは、米特使らによる両国訪問中、互いの首都を攻撃しないことで合意している。
クレムリンで約3時間の会談
会談はロシア大統領府(クレムリン)で行われ、プーチン大統領は両氏に対し「心から歓迎する。状況が容易でないことはもちろん承知している」と述べた。ロシア国営テレビによると、プーチン氏は両氏に、仲介役を務めるトランプ大統領への謝意を伝えた。
ロシアのメディアによると、会談は3時間ほど続き、5日夜に終了した。詳しい内容は明らかにされていない。
和平案の詳細は不明、空爆激化
トランプ氏は4日、ウィトコフ特使らが両国に紛争を終結させるための新たな和平案を提示すると明らかにし、「実現する可能性は十分にある」と述べた。和平案にウクライナの領土割譲が含まれるかについては明言を避けた。
米国の仲介による両国の紛争終結に向けた協議は停滞しており、双方による空爆が激化している。ウクライナ当局は1日、キーウとその周辺地域に対するロシア軍のミサイル・無人機攻撃で、12人が死亡、21人が負傷したと発表した。また、5日の会談直前にも、ロシアがキーウ郊外などを攻撃し、少なくとも7人が死亡した。



