南北軍事境界線の北側、要塞化進む ポプラ事件から50年
南北軍事境界線の北側、要塞化進む ポプラ事件から50年

朝鮮戦争(1950~53)当時の前線だった軍事境界線(MDL)は、現在も東西248キロにわたって朝鮮半島を横切り、その南北にそれぞれ2キロの幅で非武装地帯(DMZ)が設けられている。DMZの北朝鮮側領域が最近、大きく変化している。

フェンス、地雷、対戦車障壁…北朝鮮側で進む要塞化

韓国の北朝鮮専門ウェブ媒体「デイリーNK AND(Archive North Korea Data)センター」の鄭聖鶴(チョンソンハク)衛星分析室長と、商業衛星の情報などを分析し、「AccessDPRK」で情報を公開している米国のジェイコブ・ボーグル氏は、北朝鮮が韓国に対して2023年12月から唱える「敵対2国家関係」によって本格化した動きだと指摘する。

鄭氏によれば、北朝鮮は軍事境界線の北側約80~90メートルの地点で東西に有刺鉄線のフェンスを設け、周辺に多数の地雷を敷設した。南北交流で使っていた朝鮮半島西側の京義線と東側の東海線の連結道路を爆破、遮断した。さらにコンクリート製の大型対戦車障壁を複数設置している。

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哨戒所の再建と監視態勢の強化

韓国の軍事関係筋によれば、DMZに兵士が常駐する哨戒所は韓国側に約60カ所、北朝鮮側に約160カ所あり、それぞれ1カ所に機関銃や対戦車ロケット砲などで重武装した30~40人ほどの兵士が24時間態勢で勤務する。18年9月の南北軍事合意により、一部が放棄・破壊された。

鄭氏によれば、北朝鮮はその後、破壊した哨戒所を再建。周辺の森林や樹木の大規模な伐採や焼却も行い、米韓連合軍に対する監視態勢を強化している。

また、鄭氏は、北朝鮮が軍事…

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