イエメンの親イラン武装勢力フーシが10日、紅海に面する港湾都市モカを掌握した。中東メディアなどが報じた。フーシが紅海の出入り口のバブルマンデブ海峡に近いモカを拠点として固めた場合、ホルムズ海峡の代替として重要性が増している海上航路への影響力を強める可能性がある。
モカの位置と支配状況
モカは、紅海とアラビア海の間にあるバブルマンデブ海峡から北へ約80キロの距離に位置する。イエメン暫定政権側の武装勢力が支配していたが、中東の衛星放送局アルジャジーラなどによると、この武装勢力はすでにモカから撤退した。フーシは最近になって、モカの奪取に向けた攻勢をかけていた。
今後の影響と関連ニュース
フーシは2月末に米国とイスラエルによる攻撃を受けており、今回のモカ掌握は紅海の海上輸送にさらなるリスクをもたらすとみられる。関連ニュースでは、フーシ幹部が「サウジ船は沈める」と述べ、日本などの船は許可条件に容認する姿勢を示している。また、フーシはサウジ石油施設への大規模攻撃を行い、73人が負傷し、操業も一部停止した。サウジは「多国籍海洋防衛連合」を設立し、14カ国が参加している。



