中国が、昨年10月から拘束していた政府非公認のキリスト教「シオン教会」の創設者であるエズラ・ジン(金明日)牧師を解放した。同教会が5日、AFPに明らかにした。
拘束から解放までの経緯
ジン氏は昨年10月10日、「情報ネットワーク不法利用の容疑」で拘束されていた。解放は7月4日、米独立記念日に合わせて行われたという。
米国のドナルド・トランプ大統領は5月、中国の習近平国家主席と会談した際、ジン氏の問題について取り上げていた。人権団体「チャイナエイド」によると、ジン氏は中国当局者から、今回の釈放は「トランプ大統領と習主席との会談の結果であり、米国の独立記念日に合わせた好意の印として提示されたものだ」と告げられた。
娘の感謝と願い
教会の関係者がAFPと共有した声明の中で、ジン氏の娘であるグレースさんは「この途方もない奇跡を与えてくださった神に感謝します」と述べた。さらに「これが、中国で信仰を持つ人々や、私たちの二国間関係にとって、前向きな転換のシグナルとなることを願っています」と付け加えた。
解放の影響と背景
ジン氏は解放後、米ロサンゼルスに到着した。中国は政府非公認の宗教団体に対して厳しい取り締まりを続けており、今回の解放は異例の措置とされる。トランプ大統領が習主席に直接働きかけたことが解放の決め手となった可能性がある。
シオン教会は中国政府に認可されていないため、その活動は地下教会として続けられてきた。ジン氏の拘束は国際的な人権団体から批判を浴びており、今回の解放は米中関係における一つの進展とみなされている。



