米同時多発テロから25年が経過したが、世界貿易センタービルで命を落とした犠牲者のうち、いまだ1100人ほどの遺体の身元が特定されていない。ニューヨーク市検視局は、時間の経過と闘いながら身元特定のための努力を続けている。
新たに1人の身元を特定
今年8月24日、ニューヨーク市は新たに遺体の身元を特定したと発表した。ハイジャックされた航空機が突っ込んだ世界貿易センタービルの現場で犠牲になった成人女性だった。
ビルへの攻撃で死亡した被害者は2753人に上る。身元が判明したのはこれで1654人目。まだ1100人ほどの遺体は特定されていない。
検視局の作業と「特殊性」
ゾーラン・マムダニ市長は「25年間、答えを待ち続けている家族のみなさんのため、今後も取り組みを続ける」との声明を出した。
作業を続けているのが市の検視局だ。同局によると、現場から見つかった2万1905の遺体の一部のうち、3割超がどの被害者のものなのかわかっていない。長期化の理由は、この事件の「特殊性」にある。人定作業は主に、骨などから行われる。
検視官が語る日本の3・11
検視局のトップは朝日新聞の取材で、大規模災害を経験した日本についても触れた。



