「田舎あるある」調査で見えた地方暮らしのリアルと移住志向の高まり
「田舎あるある」調査で地方暮らしのリアルと移住志向

近年、リモートワークの浸透や都市生活とは異なる暮らし方を求める動きを背景に、「田舎」への関心が高まっている。総務省の調査でも移住相談の増加が続いており、都市から地方へと目を向ける人が増加傾向にある。こうした流れの中、実際の「田舎の暮らし」はどのように捉えられているのか。マイナビニュースが実施したアンケート調査から、地方出身者が感じる懐かしさや戸惑いを覚える風習など、都市と地方の距離感や違いが浮き彫りになった。

調査概要:マイナビニュース会員500人が回答

調査は2023年4月6日、マイナビニュース会員500人を対象にインターネットログイン式アンケートで実施された。調査では「田舎のあるあるネタ」について、特に学校や日常生活におけるエピソードを収集。先生が生徒の家族全員を知っているなど、田舎特有のコミュニティの密接さを示す回答が多く寄せられた。

田舎の学校あるある:先生が親どころか家族全員を知っていた理由

調査結果によると、田舎の学校では先生が生徒の親だけでなく、祖父母や兄弟姉妹に至るまで家族全員を知っているケースが少なくない。これは地域コミュニティが小さく、学校と家庭の距離が近いことに起因する。回答者からは「運動会では全家庭の顔が見える」「授業参観はほぼ全員が参加」といった声が上がり、都会では考えられない濃密な人間関係が伺える。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

リモートワークが後押しする地方移住の増加

総務省のデータでは、移住相談件数が年々増加しており、2022年度は過去最多を記録。背景には新型コロナウイルス禍で急速に普及したリモートワークがある。都市部に住む必要がなくなった人々が、自然豊かで生活費の安い地方を選ぶ傾向が強まっている。今回の調査でも、「田舎暮らしに憧れる」との回答が一定数見られ、移住志向の高まりが確認された。

田舎ならではの風習と戸惑い

一方で、地方ならではの風習に戸惑う声も多い。例えば「おすそ分け文化」や「冠婚葬祭の付き合いの多さ」は、都会から移住した人にとって負担に感じられることも。調査では「近所付き合いが密すぎて疲れる」という意見がある一方、「困ったときに助け合える安心感がある」という肯定的な声も見られた。地域資源の活用や新たな取り組みが広がることで、地方の魅力を引き出す可能性も指摘されている。

持続可能な社会に向けて

地方移住は個人の生活の質を見直すきっかけとなるだけでなく、地域社会にも変化をもたらす。過疎化が進む地域では、移住者が新たな担い手となるケースも増えている。それぞれの立場から地方との関わり方を考えることが、結果として持続可能な社会につながるとの見方もある。漫画『田舎あるある』を手がける青木ぼんろ氏(@aobonro)は、日常の何気ないエピソードを通じて、田舎の魅力と課題を描き出している。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ