ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、13日に公開されたインタビューで、冬を乗り切り市民の命を救うためには、米国が保有するパトリオット迎撃ミサイル備蓄の5%が必要だと述べた。さらに、ロシアの弾道ミサイルをすべて破壊するためには10%が必要だとしている。
首都キーウへの攻撃激化
ロシアは最近、ウクライナの首都キーウに対して約1週間に1回のペースで大規模な攻撃を行っており、民間人に死者が出ているほか、建物への被害が相次いでいる。
先週には、ウクライナに飛来した28発の弾道ミサイルを1発も迎撃できなかったと発表している。
迎撃ミサイルの保有数が減少
CNNの取材に応じたゼレンスキー氏は、ウクライナが保有する迎撃ミサイルの数は今年、「2025年の約40%に減少している」とし、「ロシアが1か月あたりに用いる弾道ミサイルの量は、以前の2倍に増えている」と英語で語った。
また「今年、私は米国側に対し、彼らが保有する備蓄ミサイルの5%を売却するよう求めている。もし5%を売却してもらえれば、私たちは冬を越し、人々の命を救うことができる」とも訴えた。
「もし10%を売却してもらえるなら、ロシアの弾道ミサイルをすべて破壊できるだろう」
中東紛争の影響
米国は今年2月、イスラエルと共にイランを攻撃。それをきっかけに中東での紛争が始まった。以降、中東地域での需要が増加し、米国のパトリオット迎撃ミサイルが深刻な不足に陥っていると報告されている。
さらなる迎撃ミサイルの要請について、米国側から返答があったかとの質問に対しゼレンスキー氏は、「現時点での答えはこうだ。私たちが確保できているのは1%に過ぎない。1%から5%に増やすために、何か月もの時間を費やし、何百万回もの電話、その他あらゆる調整を行ってきた」と回答。
「公には明かせない裏での対応も行っている。それは違法なことをしているという意味ではないが、口には出せない内容だ」と続けた。



