ロシアのウクライナ侵略から逃れ、大阪市に住む2人の女性が、自国文化の発信拠点を同市生野区に開設する準備を進めている。侵略から4年半となる母国の独立記念日(8月24日)に合わせ、前日の8月23日オープンを目指している。
「家へ」の意味を込めて
ナタリヤ・デレビャンコさん(48)はキーウ近郊、オリシャ・ギルナさん(40)は西部リビウの出身。2022年のロシア侵略開始後、日本人の支援を受けてそれぞれ子供と避難し、大阪で知り合った。2人は母国に残した家族や友人への葛藤から、2024年7月に一般社団法人「ドドム」を設立。ドドムはウクライナ語で「家へ」を意味する。
これまでの活動と新拠点
これまで伝統工芸「ピサンカ」教室やバザーを開催し、売上金や物資を母国の孤児支援団体や傷病軍人のリハビリ施設に届けてきた。しかし会場を借りる不便さから、自前の拠点を模索。生野区の多文化共生施設「いくのコーライブズパーク」でスペースを借り、「ウクライナ文化交流センター ドドム」として開設する。
オリシャさんは「日本で暮らす避難民が安心できる『大阪の中のウクライナ』にしたい。日本の人にも来てほしい」と語る。



