トランプ氏、金正恩氏との年内会談に意欲 与正氏は「全く知らない」と反応
トランプ氏、金正恩氏との年内会談に意欲 与正氏は「全く知らない」

トランプ米大統領は19日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記との会談を年内に実現する意欲を示した。自らが始めたイランへの軍事作戦で事態の打開が見通せず、いらだちを強める一方で、今度は北朝鮮を引きつけるために米韓合同軍事演習の「大幅な縮小」という手を打った。前のめりな姿勢に、懸念の声も上がっている。

トランプ氏、金正恩氏との会談に前のめり

トランプ氏は記者団から年内に金氏と会う予定か尋ねられ、「会うだろう」と答えた。北朝鮮側との書簡のやりとりの有無については「答えられない」とした。

さらに「彼(金氏)は57発の非常に強力な核兵器を持っている」と主張し、「私が大統領だったなら(北朝鮮による核兵器開発を)許さなかった」と過去の米政権を批判。「私は金正恩氏をよく知っている。彼なら大丈夫だ」などと述べた。

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異例の核弾頭数公言と懸念される「金氏の勝利」

イランの核兵器開発阻止をめざす交渉が思い通りに進まず、「平和の使者」を自任してきたトランプ氏が、第1次政権で一度は失敗に終わった北朝鮮との交渉に再び「レガシー(遺産)」づくりを求め始めたとの見方が多い。

だが、歴代の米政権は北朝鮮を核保有国とは認めておらず、米大統領が北朝鮮の核弾頭の保有数を公言すること自体が異例だ。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は6月、世界の核兵器の状況などをまとめた年次報告書で、北朝鮮の核弾頭数を約60発と推定している。

これに関連し、韓国の国会で見解を問われた安圭伯(アンギュベク)国防相は20日、北朝鮮が80~120発の核兵器を保有しているとの見方を示した。国内の研究機関による推定だとしている。

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