台湾で年1回の最大規模の軍事演習「漢光」が5日から14日までの日程で行われている。台湾への圧力を強める中国を念頭に、軍だけでなく市民や社会の対応力の向上も急いでいる。
新竹の空軍基地で訓練公開
7日には台湾北西部・新竹の空軍基地での演習の様子が台湾内外のメディアに公開された。攻撃を受けて損傷した滑走路の修復作業や戦闘機のミサイル搭載、緊急発進(スクランブル)の訓練が行われた。
演習は今回が42回目。従来は5日間程度だったが、昨年から10日間にわたって実施されている。国防部(国防省に相当)によると、実戦能力の向上のため、部隊に対して事前にシナリオを知らせない「台本なし」の形式で行われている。
市民や社会の対応力向上へ
今回は中国による台湾周辺の活動を踏まえ、市街地作戦や持久戦も想定し、市民も参加する訓練が行われている。台湾政府は、中国の圧力が強まる中で、軍だけでなく社会全体の防衛意識を高めることが重要だと考えている。



