中国上海市で、現地の地下アイドルがライブで日本語楽曲を歌唱することを規制する動きが広がっている。ライブハウス関係者らによると、上海市の複数の区で7月以降、地元当局が「日本語の歌詞を含む曲をステージで使用しない」よう口頭で指示した。
規制の背景と業界の見方
中国ではライブを行う際、曲名や歌詞を当局に事前に提出して審査を受ける必要がある。7月に入って日本アイドルの曲をカバーするライブが不許可となったり、日本のアニメソングの公演が中止になったりした事例が確認されている。
業界関係者からは「地元当局が中央政府の対日政策を忖度した」との見方が出ている。日中関係が悪化する中、中国では日本アニメの登場人物のコスプレがイベントで制限されるなど「オタク受難」の日々が続く。
地下アイドル市場の現状
中国メディアによると、同国の地下アイドルグループは昨年時点で250組超。多くが日本のアイドル風の衣装を着て邦楽をカバーし、小規模な劇場で活動している。
昨年11月の台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁後、日中関係は急速に冷え込み、日本人アーティストの中国公演中止が相次いだ。



