ネパール土石流、遺体なき別れ 草の人形で弔う家族、行方不明5527人
ネパール土石流、草の人形で弔う家族 行方不明5527人

ネパールと中国の国境地帯を襲った土石流で、5日時点でネパールの死者が1344人となり、両国で計1375人となった。行方不明者は両国で計5527人に上る。ネパールでは行方不明者の家族が神聖とされる草で遺体の代わりとなる人形を作り、ヒンドゥー教の慣習にのっとって弔いの儀式を行っている。

DNA検体2272件採取も身元判明は96体

警察によると、これまで身元確認のために遺体や行方不明者の家族から2272件のDNA検体を採取した。だが、身元が判明して家族に引き渡された遺体は96体にとどまる。多くの遺体が損傷しており、身元確認は難航している。

カトマンズで女性を悼む儀式

首都カトマンズのパシュパティナート寺院にある火葬場では4日、アスミダ・バンディさん(27)を弔う儀式が営まれた。バンディさんは中国との国境に近いラスワ郡ティムレの病院に勤務していたが、土石流が起きた8月26日から行方がわからない。当時妊娠8カ月だったといい、2歳の長男も見つかっていない。

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参列した親類のスシル・タパさんは、遺体が見つからない中で人形を作り、弔いの気持ちを形にしたと語った。

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