マヤ天文学者の名前を初特定、壁画から「完全な公式」発見 グアテマラ
マヤ天文学者を初特定、壁画から完全な公式

グアテマラ文化省は13日、マヤ文明の遺跡から出土した壁画の文字解読により、同文明における天文学者かつ数学者だった人物の名前が史上初めて特定されたと発表した。この発見は、メキシコ国境沿いに位置する「サンバルトロ・シュルトゥン」遺跡で行われた。

「白い胸のキツネ」という名の学者

紀元前400年から西暦900年の間に描かれた壁画の中から、「白い胸のキツネ(Sak Tahn Waax)」という名前が確認された。ルイス・メンデス文化相は記者団に対し、この古代の学者による「完全な数学および天文学の公式」が同遺跡の調査で見つかったと語った。

メンデス氏は、マヤ古典期において作成者が特定されたこの種の公式は、今回のもの以外に確認されていないと強調した。文化省の声明によれば、今回の発見は「壁に書かれた50以上の数学・天文学に関する文字群の分析を通じて確認された」という。

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芸術と科学が融合した文脈

メンデス氏は、これらのマヤ文字が「芸術が科学、数学、天文学、そして日常生活と密接に絡み合っていた文脈」の中で現れたと説明した。マヤ文明は西暦900年頃から衰退へと向かい、16世紀初めにスペイン人に征服されて滅びた。

今回の特定により、マヤ文明の科学史における個人の役割が初めて明らかになり、今後の研究に大きな影響を与えると期待される。

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