ポプラ社は、インドに児童書出版を手がける現地法人を立ち上げる。世界一の14億人超の人口を擁するインドでは、都市部を中心に子どもへの教育熱も高まっており、絵本や童話の文化が育つ余地が大きいと判断した。自社が刊行する絵本や童話を翻訳して刊行し、読み聞かせ文化も根づかせたい考えだ。
デリーに9月中に設立、来年1月から翻訳出版
ポプラ社によると、現地法人は首都デリーに9月中に設立し、来年1月から英語とヒンディー語での翻訳出版を始める。初年度は、原ゆたかさんの幼年童話「かいけつゾロリ」シリーズや、なかえよしをさん作、上野紀子さん絵の「ねずみくんの絵本」シリーズなど、ロングセラーを中心に約40作の刊行を計画している。
インドは憲法で公認されている言語だけでも20ほどある多言語社会で、将来はほかの地域言語への翻訳も検討している。インドから北米などへ英語版の流通拠点にすることもめざす。
読み聞かせで子どもの反応を確認
インドへは、2024年秋から社員が出張を重ねてきた。英語やヒンディー語に試験的に訳した作品を子どもたちに読み聞かせを重ねたところ、食い入るように聞いていたという。
加藤裕樹社長は「その反応を…」と話す。この記事は有料記事のため、続きは有料会員向けとなる。



