レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは23日、同国のジョセフ・アウン大統領による最近の米首都ワシントン訪問を「失敗」と呼び、政府が外国勢力に服従していることを示すものだと非難した。
ヒズボラの声明
ヒズボラ政治部門所属の議員たちは声明で、今回の訪問が「外国による後見に対する従属と服従の度合い」を露呈したと述べ、「わが国の領土からの敵(イスラエル)の撤退に関する米国のコミットメントを取り付けることに失敗した」と付け加えた。
さらに、この訪問は「この敵がわが国民に対して犯し続けている殺害、爆撃、地ならしという犯罪を止めることもできず、避難民の安全な帰還や復興の開始という可能性をもたらすこともなかった」と批判した。
トランプ氏との会談
ドナルド・トランプ米大統領は21日、ワシントンでアウン氏と会談した。アウン氏は会談について、「私はレバノン領土からのイスラエルの完全撤退に向けた緊急の必要性を強調した」と述べた。レバノンからの撤退に向けてイスラエルにさらなる圧力をかけるかどうか問われると、トランプ氏は「検討していく」と答えた。
ヒズボラの立場
ヒズボラは3月2日、イランを支援するためにイスラエルを攻撃してレバノンを中東戦争に引きずり込み、イスラエルによる大規模な空爆と地上侵攻を招いた。ヒズボラの議員らは声明で、4月に始まったレバノン政府によるイスラエルとの直接協議や、先月レバノン政府とイスラエルが署名した米国主導の枠組み合意を拒絶する姿勢を改めて表明し、レバノン南部からのイスラエル軍の完全撤退を求めた。



