ヨルダン川西岸でCNN取材班襲撃、イスラエル入植者4人逮捕
ヨルダン川西岸でCNN取材班襲撃、入植者4人逮捕

イスラエル警察は11日、占領下のヨルダン川西岸地区で米CNNのジャーナリストが乗った車両を損壊した疑いで、イスラエル人入植者4人を逮捕したと発表した。事件は10日、ラマラ北方のシンジル村近くで発生。CNNは取材班がイスラエル人入植者から襲撃を受けたと報じている。

CNN取材班への襲撃の詳細

CNNのオンライン記事によると、取材班はシンジル村近くで取材を行っていた。現場を離れようとしたところ、4人の入植者のグループが車で道路を塞ぎ、進行を阻止。入植者らは木製や金属製の棒、石を手に持ち、うち1人はナイフで車両のタイヤをパンクさせようとしたという。さらに、犯行グループは取材班の後方を走っていた別のジャーナリストの車両によじ登り、フロントガラスを叩き割った。

イスラエル警察の声明によると、シンジル村付近で複数の外国人ジャーナリストが乗った車両が容疑者らに進路を塞がれたとの通報を受け、IDF(イスラエル国防軍)部隊が現場に急行。ジャーナリストらの安全な通行を確保し、事件への関与が疑われる容疑者4人を逮捕した。警察は「ジャーナリストらからの証言を確認し、容疑者の車両を発見・押収した」とし、車両の捜索中にこん棒やナイフを発見・回収したと付け加えた。

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警察の対応と背景

警察は「イスラエル警察および国防軍は、あらゆる暴力行為や器物損壊行為を極めて重大に受け止めている。それが職務を遂行中のメディア関係者を標的にしたものである場合はなおさらだ」と述べた。一方、今週初めには米国のロー・カンナ下院議員がヨルダン川西岸を訪問中、武装したイスラエル人入植者に「拘束された」と非難し、イスラエル軍が加担したと主張。イスラエル軍はAFPへの声明で、カンナ議員の進路妨害への関与を否定している。

事件の影響と今後の展開

今回の逮捕は、ヨルダン川西岸でのメディア関係者への攻撃が続く中で行われた。イスラエル警察は捜査を継続し、さらなる容疑者の特定を進めるとみられる。CNNは襲撃の詳細を報じ、国際的な非難が高まる可能性もある。

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