カタール前首長ハマド氏死去、74歳 アルジャジーラ開設やW杯招致に尽力
カタール前首長ハマド氏死去 アルジャジーラ開設やW杯招致

ペルシャ湾岸カタールのハマド・ビン・ハリファ・サーニ前首長が12日、死去した。74歳だった。同国首長府が発表したが、死因は明らかにされていない。

無血クーデターで即位、近代化推進

1952年、英国支配下の首都ドーハに生まれたハマド氏は、英サンドハースト王立陸軍士官学校を卒業。1971年のカタール独立後、国軍司令官に就任した。77年には皇太子兼国防相となった。

95年、無血クーデターで父ハリファ氏を追放し首長に即位。翌96年に衛星テレビ局アルジャジーラを開設し、国の近代化とイメージ刷新に注力した。豊富な天然ガス資源を活用し、在任中に国内総生産(GDP)を20倍以上に引き上げた。2022年のサッカー・ワールドカップ(W杯)招致にも尽力し、中東初の開催国としてカタールを世界に知らしめた。

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民主化改革と譲位

2003年、三権分立や女性参政権を定めた憲法草案を国民投票で採択。13年には四男のタミム現首長に譲位した。東京大学大学院教授の鈴木一人氏は「父親を追放し、天然ガス開発と近代化に貢献した。湾岸諸国としてはユニークな外交を展開し、アフガニスタンやハマスなどとの関係も構築した」と評している。

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