コロンビア大統領選、トランプ氏支援の右派候補が僅差で勝利、米国との関係改善へ
コロンビア大統領選、右派候補が僅差で勝利

コロンビアで21日、グスタボ・ペトロ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われ、右派弁護士のアベラルド・デラエスプリエジャ氏(47)が僅差で勝利した。ドナルド・トランプ米大統領から支持を受けた同氏は、麻薬密売を展開するゲリラ組織への徹底抗戦を掲げて選挙戦を戦った。

開票結果と勝利の構図

開票作業が残りわずかの時点で、デラエスプリエジャ氏が49.65%の得票率を獲得。48.70%で追う左派のイバン・セペダ上院議員(63)に対して勝利を確実にした。両者の差は数十万票にとどまり、接戦を反映している。

米国との関係改善と地域への影響

デラエスプリエジャ氏の勝利により、ここ数年冷え込んでいた米国との関係は改善に向かうとみられる。また、今回の結果は中南米全域に広がっている右派候補の躍進の波をさらに後押しする形となった。

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勝利宣言とトランプ氏からの支援

デラエスプリエジャ氏は、SNSへの投稿で「今日、コロンビアは最も重要な一戦に勝利した」と述べ、またトランプ氏から祝辞と全面的な支援の約束を受け取ったことを明らかにした。

右派政権奪還と今後の課題

デラエスプリエジャ氏の勝利は、過去200年の歴史の中でわずか4年間を除いて国を統治してきたコロンビア右派勢力の政権奪還を意味する。しかし、両候補の差は僅差だったことから、今後、抗議デモの発生が予想されるほか、議会での過半数を持たない状態での厳しい政権運営を強いられることになる。

ゲリラ組織への強硬策

選挙期間中、米国とコロンビアの二重国籍を持ち、自らを「エル・ティグレ(虎)」と呼ぶ同氏は、ゲリラ残党組織との和平交渉を破棄し、米国の支援を受けた90日間の空爆作戦を開始するとAFPに語っていた。この方針により、10年前に主要ゲリラ組織(FARC)と結んだ和平合意のプロセスが今後も維持されるかどうか、先行きは極めて不透明だ。

経済格差と麻薬問題の現状

歴史的な和平合意後、コロンビアの大部分は経済的な繁栄を遂げた。しかし、現在も麻薬カルテルやゲリラの残党が国内の一部地域を支配しており、コカインの輸出量は過去最高を記録。コロンビアは今なお、世界で最も経済格差の激しい国の一つのままとなっている。

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