中国外相、韓国大統領と会談 FTA早期妥結を呼びかけ 「日本の軍国主義再燃許すな」
中国外相、韓国大統領と会談 FTA早期妥結を呼びかけ

中国の王毅外相は20日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領とソウルで会談した。中国外務省によると、王氏はトランプ米政権を念頭に「貿易保護主義が台頭する中、中韓は模範的な役割を果たすべきだ」と述べ、中韓自由貿易協定(FTA)の第2段階交渉の早期妥結を呼びかけた。

中韓関係正常化と経済協力の呼びかけ

王氏は、李氏に対し「就任後に正しい決断を下し、中韓関係を正常な軌道に戻すことを推し進めた」と評価。中国市場の巨大さを強調したうえで、「各国、とりわけ隣国と発展のチャンスを分かち合いたい」と強調し、経済をテコに韓国を中国側に引き寄せることを狙った。

中国側によると、李氏は中韓両国が戦略的協力を強化することは「両国の根本利益と合致し、地域の平和と安定の維持にも重要だ」との考えを示した。

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対日警戒と対米関係への注文

王氏は20日、韓国大統領府の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長とも会談し、「日本の右翼勢力による歴史に逆行する言動に警戒し、日本の軍国主義の再燃を決して許してはならない」と発言。中国は高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を機に対日圧力を継続しており、韓国に共闘を呼びかけた形だ。

対米関係に関して「韓国が真の戦略的自主性を実現し、陣営対立やどちらか一方の側に付くといったことを行わないことを望む」と注文を付けた。

朝鮮半島情勢を巡る主張

朝鮮半島情勢については「問題が起きる根源を取り除く」ことが必要だとし、米国が北朝鮮に対する「敵視政策」を放棄することを推し進めるべきだと主張した。

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