中国と北朝鮮は11日、1950年代に締結された「中朝友好協力相互援助条約」の65周年を迎え、両国首脳が祝電を交換し、戦略的関係の強化を確認した。中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩総書記は、それぞれ条約の重要性を強調し、両国関係をさらに発展させる意向を示した。
習主席「血で固めた戦友の絆」
国営新華社通信によると、習主席は祝電で同条約を「両国人民が血で固めた戦友の絆を強固にするための重要な政治的・法的基盤」と評価。世界が「100年に一度の変革期」に直面する中、金正恩総書記との「戦略的対話をさらに緊密にし、両国関係の発展の方向性を確固たるものとする」と強調した。
金正恩氏「新たな高みへ」
一方、朝鮮中央通信によると、金正恩氏も祝電で条約を「互いの協力関係を恒久的に発展できる強固な法的基盤」と指摘。両国の親善関係を「新たな高みへ導く」とし、社会主義国同士の戦略的な関係の「見本」に発展させる考えを示した。
条約の背景と意義
「中朝友好協力相互援助条約」は1961年に締結され、戦時の軍事援助などを定めている。朝鮮戦争(1950-1953年)を経て結ばれたこの条約は、中朝両国の同盟関係の基盤となってきた。今回の祝電交換は、近年の国際情勢の変化を踏まえ、両国が結束を強める意図を示すものとみられる。
両首脳は、2025年9月に北京で会談した際にも、関係強化で一致している。今回の祝電は、その流れを継承し、両国が戦略的パートナーシップをさらに深化させる姿勢を明確にした。



