イスラエル軍は2023年10月、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を始めた。たびたび現地で取材してきた著者の藤原亮司氏は、著書『ガザ、パレスチナ、ひとりひとりの日常』で、人々の暮らしぶりや思いを詳細につづっている。
殺害された家族と生きる人々
ガザで2009年、父親と弟をイスラエル軍に殺害された15歳の男性に出会った。2025年に連絡が取れた男性は父親になっていたが、長女は同国軍の攻撃により殺害され、次女は半身不随になっていた。
「ガザでは普通のことだよ」という男性の言葉が、過酷な実態を象徴している。
ひとりひとりの人間への問い
本書では、ひとりひとりの人間に焦点を当てる。「私たちにはその姿が見えているだろうか」。著者の問いかけが、人々の写真とともに胸に迫ってくる。
書籍はdZEROから刊行され、価格は3300円(税込)。



