2024年の反政府デモを受け、インドに逃れたバングラデシュのハシナ前首相が5日夜、オンラインで会見した。5日は政権崩壊から2年の節目にあたり、ハシナ氏が会見するのは政変後初めて。デモを武力弾圧したとしてバングラデシュで死刑判決を受けている中、12月にも帰国する意向を示した。
政変から2年、初の会見
バングラデシュでは24年、公務員採用の優遇措置を巡る学生デモが拡大。抗議の矛先は強権的な統治を続けていたハシナ政権に向かい、ハシナ氏はインドへ逃れた。直後に発足した暫定政権はハシナ氏率いるアワミ連盟(AL)の政治活動を禁じ、今年2月の総選挙では、長年ALと激しく対立してきたバングラデシュ民族主義党(BNP)が勝利し、新政権を担っている。
現在もインドにいるとみられるハシナ氏は、オンライン会見に音声のみで出席。反政府デモについて「平和的ではなく組織的に扇動され、襲撃や略奪が始まった」とし、政変後はALの党員らが殺害されるなど、政治的迫害を受けていると主張。さらに「国民のそばに立ち、暮らしをよくするために帰国する」と述べた。時期について問われると「その時が来たら明かすが、12月に帰国したい」とした。
死刑判決と帰国の可能性
国連によると、デモでは治安…



