南米ペルーの大統領選挙決選投票で、7日に行われた投票の開票が進む中、右派政党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ・フジモリ氏が極めて僅差でリードしている。これに対し、左派のロベルト・サンチェス元貿易・観光相は12日、フジモリ氏に対して全票の再集計を共同で要請するよう提案した。
開票状況と両候補の差
選挙管理当局の発表によると、開票率98.27%の時点で、フジモリ氏が50.005%、サンチェス氏が49.995%の票を獲得している。両候補の差はわずか0.01%と、極めて接戦となっている。
サンチェス氏は12日、首都リマでの投票および在外投票に不正の疑いがあると主張し、フジモリ氏に対して全票の再集計を共同で要請することを提案した。
サンチェス氏は記者会見で、次のように述べた。「徹底的な見直し、すなわち全票の再集計を共同で要請することを提案する。特に、本来あるべき透明性が確保されなかった疑いがある場所についてだ。」
サンチェス氏の主張と背景
サンチェス氏はこの要請について、フジモリ氏の政党フエルサ・ポプラルによる「南部でのわれわれの得票を無効にする」要求に応えることにもなると主張している。つまり、再集計によって両陣営の懸念を同時に解消できるとしている。
フジモリ氏は10日午後、在外投票の開票が始まった後にサンチェス氏を逆転した。開票は現在、異議申し立てや疑問票の点検を行う最終段階に入っており、結果の確定にはさらに時間がかかる見通しである。
ペルー大統領選は、長年にわたる政治的不安定さを反映しており、今回の接戦は国内外から注目を集めている。両候補の支持者はそれぞれ緊張した面持ちで結果を見守っている。



