株式アドバイザーの北浜流一郎氏は、投資資金が10万円〜300万円ほどの小資金の投資家が資金を大きく増やすには、リバウンド投資法が有効だと指摘する。安全性を重視してインデックスファンドやETF、大型株投資を選ぶだけでは、資金はなかなか増えないという。
なぜ反落した株に注目するのか
株式投資には様々な手法がある。一般的に多くの投資家が採用するのは、「強い銘柄に乗る」投資法だ。しかし北浜氏が実践するリバウンド投資法は、この一般的な投資法とは発想が少し異なる。株価の反落と反発に着目する手法であり、そこに高いパフォーマンスを生む意外な理由がある。
具体例として、株価1000円のA銘柄とB銘柄があるとする。業績はどちらも好調で、企業内容に大きな差はなく、時価総額もほぼ同じ。A銘柄は順調に上昇してきた銘柄で、現在も人気が高い。一方B銘柄は数日前まで1200円だったが、いまは1000円まで下げている。
普通の投資家なら、勢いのあるA銘柄に投資することを考えるだろう。上昇トレンドに乗る方が安全そうに見えるからだ。しかしリバウンド投資法では、むしろB銘柄に注目する。
同じ1000円でも上昇余地が違う
その理由は単純だ。A銘柄は確かに強く、目先続伸する可能性もある。しかしすでに上昇を続けてきた銘柄は、利益確定売りが出やすい。勢いが続いたとしても、1〜3日後には反落する可能性がある。
このような状況では、ここから20〜25%も上昇する確率はそう高くない。それに対して、B銘柄は一度反落している。株価が調整したことで、短期資金の利益確定売りはかなり消化された可能性が高い。新たな買い資金が入れば、株価は再び上昇しやすくなる。
※本稿は、北浜流一郎『株・3点必中 リバウンド投資108手』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。



