オルカン「利確」は最大の損 生みの親が警告「NISA枠を空ける」がNGの理由
オルカン「利確」は最大の損 生みの親が警告するNISA枠の落とし穴

オルカン「利確」は最大の損?生みの親が警告するNISA枠の誤解

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」の生みの親である代田秀雄氏が、新NISAにおける戦略について語った。代田氏は、NISA枠を空けるための利確が最大の損であると警告し、その理由を詳しく解説した。

5000万円が丸ごと非課税になる仕組み

代田氏は、NISAの最大のメリットは非課税枠を長期にわたって活用することにあると指摘。例えば、オルカンが5000万円に成長すれば、その全額が非課税となり、売却益に税金がかからない。しかし、利確してNISA枠を空けようとすると、せっかくの非課税メリットを失うことになる。

「NISAは人生の最後まで取り崩さないことが前提」と代田氏。短期の利益確定ではなく、長期保有による複利効果を最大限に活かすべきだと強調する。

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40代・50代からでも遅くない

年齢を理由に投資をためらう声に対し、代田氏は「40代・50代からでも遅くない」と断言。具体的な資産配分として、「100−年齢」を株式に充てるルールを提案。60歳なら株式40%、残りを債券など安全資産に配分する。現役世代なら、安全資産は生活費3~4カ月分で十分だという。

相場に関係なく淡々と積立を続ける人が増えた

代田氏は、最近の投資家の傾向として、相場の上下に一喜一憂せず、淡々と積立を続ける人が増えたと指摘。これは、長期投資の考え方が浸透してきた証拠だという。

老後資金の考え方

老後に向けては、「使い切ってゼロで死ぬ」のは不可能だと代田氏。むしろ、「いつまで生きるか」に最も対応できるのは年金であり、人生のために「どのように」お金を使うかが重要だと説く。老後には「配偶者の死・認知症・住み替え」という三大事象が待ち受けており、誰に支えてもらうか、どのように財産を持つかを考える必要がある。

60歳、70歳になったときに「お金主導」ではない人生観を持つことが大切で、「億り人」を目指すと、今の自分への投資が減ってしまうと警告する。

「オルカンでは退屈」という人のために

代田氏は、オルカンだけでは退屈だという投資家向けに、個別株やアクティブファンドを組み合わせる選択肢も示唆。ただし、基本は低コストのインデックスファンドでの長期投資が王道だと強調した。

このインタビューは、2026年6月4日に収録されたもので、前編では「資産の8割はオルカンでいい」というテーマが語られている。

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