AKB48、21年目第1弾シングル「名残り桜」で新センター伊藤百花が躍動
昨年12月8日に結成20周年を迎えたAKB48は、前作「Oh my pumpkin!」にOGの前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃が参加したことから始まり、日本武道館4Days、20周年記念劇場公演、『第76回NHK紅白歌合戦』までOGとの共演が続き、大きな反響を呼んだ。この流れを受け、第二期黄金時代を目指すAKB48の21年目第1弾となる通算67枚目シングル「名残り桜」で、19期生の伊藤百花(22)が初センターに抜擢された。思わず目を奪われるビジュアルで“万バズ”を連発する新センターに、OGとの共演を経た自身やグループの変化、心境を聞いた。
推しの大島優子に認識され「天にも昇る気持ち」
2025年はAKB48の結成20周年記念イヤーであり、伝説と歴史を築いてきたOGとの共演が続いた。昨年12月4日〜7日にかけて日本武道館で行われた4日間6公演の20周年記念コンサート最終日、伊藤は推しの大島優子と共演した。「本当にうれしかったです。小学生の頃、一ファンとして見ていた大島優子さんそのものでした。いつも明るくて、本当に太陽だなと思いました」と伊藤は振り返る。武道館3日目にはNot yetの「波乗りかき氷」で大島のポジションを務め、翌日のリハーサルで大島が「あれ? いともも?」と名前を認識してくれたという。「その時はもう、天にも昇る気持ちでした」と喜びを語った。最終日には大島が「伊藤百花です!22歳です!」と自己紹介し、伊藤の年齢まで把握していた。
OGから学んだ「AKB48らしさ=自分らしさ」
伊藤はOGとの共演を通じて大きな気づきを得た。「AKB48は『今のAKB48』と『昔のAKB48』で比較されることが多く、『個性がない』と言われることもありました。でも先輩方のパフォーマンスを見て、『AKB48らしさとは自分らしさ』だと結論づけました。高橋みなみさんは気合いのこもった煽り、小嶋陽菜さんはゆるい煽りと、一人ひとりが自分らしくコミュニケーションされていて、その集まりこそがAKB48だと感じました」と語る。また、高橋みなみがリハーサルでも大声を出して全力で取り組む姿勢に刺激を受け、「自分も怖さを捨てて何でもチャレンジしよう」と決意した。
“神ビジュ”で万バズ連発、入口としての役割
伊藤の大きな転機となったのは「可愛くてごめん」のカバー動画だ。その動画を引用したXユーザーのポストが6.2万いいね、702万インプレッションの“万バズ”を記録。伊藤自身の自己紹介ポストも2.2万いいね、249万インプレッションとなり、「ビジュ強すぎ」「神ビジュ」と絶賛された。「最初は単純にうれしかったですが、最近は握手会で『Xを見て来ました』という方が増え、AKB48を知らない人にも認知される入口になれているのがうれしいです」と伊藤は語る。他のメンバーの推しになるファンを見て少し寂しさもあるが、「まずは知ってもらうことが大事。自分がそのきっかけになれたら」と前向きだ。
応募条件ギリギリで掴んだアイドルの夢
伊藤は12歳の頃にCMに出演し、中学2年で芸能事務所にスカウトされて主に舞台で演技をしていた。アイドルに憧れたきっかけは、イベントで共演したアイドルの輝きに圧倒されたこと。「同い年くらいの女の子たちがキラキラ輝いていて、元気をもらいました。自分もそんな存在になりたいと思いました」と振り返る。行動派の伊藤は事務所を辞め、Xで見つけたAKB48オーディションに応募。当時19歳で応募条件ギリギリだったが、見事合格した。
15年ぶりの“桜”ソング「名残り桜」への思い
センターを務める「名残り桜」は、20thシングル「桜の木になろう」以来15年ぶりに「桜」がタイトルに付くシングルだ。「明るく疾走感のある曲調なのに歌詞が切なくて、心を持っていかれます」と伊藤。特に好きな歌詞は「若さとは過ぎて行く季節に気づかぬこと」で、「高校卒業後に青春だったと気づいた経験と重なり、共感しました」と語る。ミュージックビデオでは演技経験を活かし、切ない表情にも挑戦した。
AI秋元康が選んだセンター、誇りと決意
カップリング曲「思い出スクロール」では、AI秋元康が選抜メンバーを決定し、伊藤がセンターに選ばれた。「感情分析ツールでベストマッチしたのが私でした。AKB48の20年の歴史の中でAIに選ばれたセンターは私だけ。誇りに思います」と語る。また、19期生の楽曲「単!サイ!ボーグ」では、メンバーの内に秘めた強さを表現したいという。
勝負の年、センターとしての意気込み
2026年は現役メンバーで目標に向かう勝負の年だ。「昨年はOGと共演し、『今のメンバーもいいね』と注目されました。AKB48の良さは元気をもらえること。私たちが日本を明るくするという志を持ち、歴史をつないでいきます」と伊藤。センターとしては「知ってもらい、AKB48の沼にハマる人を増やす。チャンスを離さず、結果を残す。怖さを捨てて前のめりに、切り込み隊長になれるように頑張ります」と力強く語った。4月には代々木第一体育館での春コンサートを控え、メンバー一丸となって成功を目指す。



