こどもNISAとジュニアNISAの違いを解説、長期投資で資産形成を支援
こどもNISAとジュニアNISAの違いを徹底解説

SBI証券投資情報部の植田雄也氏は、2027年から開始予定の「こどもNISA」について、ジュニアNISAとの違いや活用のポイントを解説した。こどもNISAは、2023年末に終了したジュニアNISAに代わる新たな未成年向けNISA制度で、複利効果を最大限に活かすため、0歳からの資産形成を可能にする点が注目されている。

こどもNISAとジュニアNISAの主な違い

植田氏によると、こどもNISAの最大の特徴は長期の積立・分散投資を前提とした制度であることだ。ジュニアNISAでは個別株やETFにも投資できたが、こどもNISAでは投資対象が長期積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定される。非課税期間もジュニアNISAの最長5年から無期限へ拡充され、非課税保有限度額は400万円から600万円に引き上げられる。また、大学進学などの資金需要に合わせ、12歳以降は一定条件で払い出しが可能となる。

長期投資の重要性

植田氏は「こどもNISAは『短期間で大きく増やす』ことよりも、『時間を味方につけながらコツコツ資産を育てる』ことを重視した制度設計」と述べる。例えば、生まれたばかりの子どもが18歳になるまで毎月積立を続ければ、大学進学などのライフイベントに向けて長期間の資産形成が可能となる。この制度は単なる未成年向け投資制度ではなく、子どもの未来に向けた長期投資を後押しするものだという。

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金融教育としてのメリット

こどもNISAの魅力は教育資金づくりだけではない。植田氏は「子どもに残せるものはお金そのものだけでなく、『お金との付き合い方』という一生使える知識や考え方」と強調する。毎月コツコツ積み立てることの大切さ、複利の仕組み、長期投資で時間を味方につける考え方を親子で学ぶきっかけになる。将来、子どもが自分でお金と向き合う際に、金融リテラシーは大きな財産となる。

資産形成の第一歩

植田氏は「資産形成で大切なのは制度を待つことではなく、将来実現したいことを考え、準備を始めること」と指摘する。大学進学や留学、夢への挑戦など、子どもの未来のために何を実現したいのか、その目的を考えることが資産形成の第一歩だとしている。

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