SNSでバズった焼肉店とフルーツ大福、両方成功も失速…SNS依存の脆さを語る
SNSでバズった焼肉店とフルーツ大福、両方成功も失速…SNS依存の脆さ

私立大学職員だった男性は副業として焼肉店「令和ホルモン」を開業し、SNSを駆使して看板商品のステーキ丼をバズらせた。連日行列ができる人気店となったが、新型コロナウイルスの感染拡大で客足は一気に途絶え、売上は激減した。

生き残りをかけてカップ入りお好み焼きなどを試したがうまくいかず、新たな商機を探していたところ、フルーツ大福に目を留めた。断面のカラフルでみずみずしいビジュアルに「これはいける」と直感。2020年9月から事業化に動き出し、独学で研究を進めるとともに、名古屋の和菓子店で短期間の修行も行った。

友人の一言で東京進出

いったん大阪に戻るつもりだったが、年下の友人から「絶対に東京で勝負すべきですよ!」と熱い言葉をかけられ、急きょ新幹線で東京へ向かった。金沢の甘さ控えめの上質な白あんをブランドの核に据え、急ピッチで生産工程を確立。同年11月22日、東京スカイツリー近くに「金沢フルーツ大福 凛々堂」1号店をオープンした。

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店は再びSNSで話題を呼び、客が殺到。しかし、この“バズ”には一過性のもろさがあった。想定と異なる客層が増え、持続的な経営に課題を抱えたという。

SNS頼みの限界

焼肉店もフルーツ大福も、SNSでバズったことで一時的に大成功を収めた。しかし、その後の失速は、バズに依存したビジネスの脆弱性を浮き彫りにした。著者は、地域に根ざした持続可能なビジネスには、SNSで「バズらせない」ことが重要だと指摘する。

本稿は、鈴木智哉著『バズらせない地域SNSでひとり起業』(ビジネス社)からの抜粋である。

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