SNSで物議を呼んだシズラーの値上げ
カリフォルニア発のレストランチェーン「シズラー」が、SNS上で再び注目を集めている。きっかけは6月30日にX(旧Twitter)に投稿されたあるポスト。投稿者は「数年ぶりにシズラーに行った。値上がりしたからか外国人だらけでガラガラだったけど、その分ゆったりしていて良かった」と綴り、サラダバーやチーズトーストの安定した美味しさを評価する一方、価格上昇を指摘した。
この投稿は7月5日時点で約30万回表示され、いいね数は1761件、引用投稿も160件を超える反響を呼んだ。関連投稿では「週末モーニングも2000円台後半になって足が遠のいた」「高すぎてもう行けない」「2000円とか3000円のイメージだったけど、今は6000円とかするんだよな」といった声が相次ぎ、価格帯に対する賛否が渦巻いている。
ロイヤルホスト運営、シズラーの現在地
シズラーは、ロイヤルホストを運営するロイヤルホールディングスが日本で展開する「サラダバー&グリル」の店舗。充実したサラダバーとグリル料理が売りだが、近年の原材料費や人件費の高騰を受け、価格改定を繰り返してきた。現在では、グリル料理を注文すると1人6000円を超えるケースもあり、かつての「お手頃感」は薄れつつある。
実際、サラダバーのみの利用でも2000円台後半〜3000円程度かかるため、気軽に立ち寄るにはハードルが高くなったと感じる客も少なくない。一方で、サービス品質や味への満足度は高く、ゆったりとした空間を好むリピーターも多い。
アメリカ本国では一度経営破綻
シズラーはアメリカ発祥のチェーンだが、本国では一度経営破綻している。日本法人はロイヤルホールディングスがライセンス展開しており、独自のメニューやサービスで差別化を図ってきた。しかし、価格上昇が続く中で「外国人向けの店になったのでは」との声もSNSで見られ、客層の変化が示唆されている。
シズラーを巡る議論は、外食産業全体の価格高騰と消費者の価値観の変化を映し出している。値上げが続く中でも、サラダバーの魅力や落ち着いた雰囲気を求める客は根強く、今後の動向が注目される。



