2026年上半期「売れた」「売れなくなった」商品ランキング、麦芽飲料が1位に
2026年上半期売れた商品ランキング、麦芽飲料1位

2026年上半期、原油高や物価高が続くなか、消費者の節約志向が強まる一方で、意外な商品が大きく売り上げを伸ばした。背景には値上げだけでなく、健康志向や推し活、中東情勢による供給不安など、さまざまな要因が商品の売れ行きを左右している。

売上ランキング1位は麦芽飲料

全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど約6000店舗の販売動向を追う「インテージSRI+」のデータによると、2026年上半期に販売金額の前年比で最も伸びたのは麦芽飲料で、151%と1.5倍に達した。これは前年の品薄による反動や値上げの影響もあるが、新型コロナ前の2019年比では286%と約3倍に拡大しており、市場の成長が顕著だ。

麦芽飲料が成長したきっかけは、鉄分やビタミンを豊富に含み貧血予防に効果があるとSNSで話題になったことだ。従来は子ども向けだったが、貧血に悩む女性など大人の飲用が増えた。同様に2019年比で2倍以上に伸びた商品として、2位の玩具メーカー菓子や8位のプロテイン粉末も、値上げによる金額増に加え数量も堅調だ。

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雑貨や炭酸飲料も好調

「売り上げが伸びた」雑貨では、推し活関連商品が健闘。また、炭酸飲料は「背徳感」を訴求するマーケティングが奏功し、節約志向の中でも需要を伸ばした。健康志向と相反するようなカテゴリーだが、適度な贅沢を求める消費者心理を捉えた形だ。

インバウンド需要減で売れなくなった商品

一方、売れなくなった商品の背景にはインバウンド需要の減少がある。特に訪日客向けの高級化粧品や一部の家電製品が不振。また、中東情勢の影響で供給不安が生じた原材料を使った商品も販売減となった。市場アナリストの木地利光氏は「値上げによる買い控えだけでなく、消費者の価値観の変化が商品選びに影響している」と指摘する。

2026年上半期の消費動向は、単なる節約志向ではなく、健康や自己投資、エンターテインメントへの支出など、メリハリのある消費が顕著だった。今後の下半期も、こうしたトレンドが続くか注目される。

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