米FRB報告、W杯需要で観光業好調 経済拡大基調続く データセンターや防衛も寄与
米FRB報告、W杯需要で観光業好調 経済拡大基調

米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、全国12地区の連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)を公表した。全体の経済活動は11地区が拡大、1地区が横ばいだった。米国が共催国となっているサッカー・ワールドカップ(W杯)需要で観光業が好調だったほか、データセンターや防衛分野の需要がけん引し、製造業の生産が増加した。

W杯需要が観光業をけん引

米国が共催するサッカーW杯の需要により、観光業が特に好調だった。ホテルやレストラン、交通機関など関連産業に幅広く恩恵が及んだ。観光客の増加は地域経済に大きなプラス効果をもたらしている。

データセンターと防衛需要が製造業を押し上げ

データセンター向けの設備投資や防衛分野の需要が製造業の生産を押し上げた。特に半導体や電子部品、航空宇宙関連の受注が増加している。この傾向は今後も続くと見込まれる。

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この報告は7月6日までの調査をまとめたもので、28、29両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料として使用される。

物価は全地区で上昇、利益率圧迫も

物価は全地区で上昇した。中東情勢や関税の影響によるエネルギーや原材料のコスト高がみられ、いくつかの地区からは利益率を圧迫しているとの声も出た。物価の先行きに関する見方はまちまちだった。

雇用は5地区で増加、賃金上昇圧力

雇用は5地区で増加し、7地区はほぼ横ばい。製造業や建設、小売りなど幅広い産業で増加が見られた。熟練労働者の獲得競争が激化し、賃金の押し上げにつながっているとの指摘もあった。

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