すかいらーく「資さんうどん」参入で激化!外食大手が続々うどん業界へ、天ぷら食べ放題も
すかいらーく資さんうどん参入!外食大手続々うどん業界へ

車通りの多い行幸道路沿い、小田急相模原駅から徒歩10分少々の場所に、あるうどん店がある。外食業界では今、うどんを巡る競争が激化している。すかいらーくが「資さんうどん」を買収したことを皮切りに、物語コーポレーションなど外食大手が続々と参入。天ぷら食べ放題を打ち出す店も現れ、「うどん戦争」のカウントダウンが始まったと言える。

市場構造に参入余地あり

物語コーポレーションのプレスリリースによると、うどん市場はセルフサービス型(約2000億円)とフルサービス型(約5900億円)で構成される。セルフサービス型は上位2ブランドが売上シェアの大部分を占めるが、フルサービス型は個人店が多く、上位ブランドのシェアは1割強にとどまる。このため、大手が参入する余地が大きいとされる。

1000円の壁と庶民の財布

昨今の物価高騰により、外食で1000円以内に収めることが難しくなっている。ラーメン1杯の値段が1000円を超え、「1000円の壁」が崩れつつある。その流れはラーメン以外にも広がり、牛丼の松屋でも期間限定商品は1000円超え、カレーのココ壱もトッピングを追加すれば簡単に1000円を超える。各社は企業努力を続けるが値上げは避けられず、庶民の財布のひもは固いままだ。

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うどんが注目される理由

そんな中、外食企業が望みを託すのがうどんである。「粉もの」は原価が低く、中でもうどんはスープに趣向を凝らすパスタやラーメンよりも原価を抑えやすい。さらに、日常食として老若男女に親しまれ、ターゲットが広い。出汁で味わうものが多いため、脂っこいものを避けたい高齢者や女性にも親しみやすく、天ぷらや丼ものを追加すれば若い男性も満足できる懐の深さがある。

体験価値で顧客を惹きつける

先に紹介したうどん店は、いずれも売りの商品が一杯1000円前後。かけうどんのようなシンプルなものなら600円台だ。そこに、無料で麺の増量ができたり、豪華な食べ放題が付いたり、豊富なトッピングでカスタマイズできる楽しさがある。ファストフードのようにカウンターに並んで急かされながら注文し、食べたらすぐに出ていくような味気ない雰囲気ではなく、基本的に席に座ってゆっくり注文できる。「もっちりうどん源次郎」や「武蔵野うどん 小麦晴れ」では、子連れでもゆっくり食事できるボックス席も多い。外食ならではの「体験価値」を備えた店づくりで、値上がりが進む中で顧客の喜ぶツボを押さえている。

すかいらーくの戦略:ガストを資さんうどんに転換

すかいらーくは、既存の「ガスト」店舗を「資さんうどん」に転換する計画を進めている。これにより、うどん市場でのプレゼンスを一気に高める狙いだ。他の外食大手も追随する動きを見せており、今後の競争が一層激化することが予想される。

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