愛知県、8分野で産業集積へ 国に計画提出、研究開発や設備投資を支援
愛知県、8分野で産業集積へ 国に計画提出し支援受ける

愛知県は、次世代自動車や航空宇宙など成長産業を育成する「地域産業クラスター計画」をまとめ、国に提出した。高市政権が掲げる地域未来戦略の一環で、都道府県知事主導で産業集積を目指す仕組み。海外輸出や国内シェア上位獲得が見込める分野を特定し、育成を図る。

8分野を選定し、地域ごとに育成

県が7月にまとめた計画は、次世代自動車、航空宇宙、ロボット、水素・アンモニアなど8分野を選んだ。

次世代自動車は、県内自動車産業が全国シェアの44・3%、31兆7426億円規模であることを生かし、西三河地域を中心に研究開発や設備投資を支援する。2030年度までに官民で2708億円の設備投資を目指す。

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航空宇宙やロボットなども対象

航空宇宙産業は、県内で日本の航空機・部品生産の約3割、機体部品は約6割を占める集積を生かし、尾張地域を中心に国際拠点化を進める。30年度までに官民で377億円の設備投資、部品生産額8200億円を目標とする。

ロボット産業は刈谷、蒲郡両市など県内5市町を中心に、医療・介護や物流分野への展開を後押しする。水素・アンモニア分野は、水素社会推進法に基づく支援対象地域の碧南、東海市を中心にサプライチェーン(供給網)構築を進め、官民設備投資額449億円を目指す。

国の採択で財政支援の見通し

計画が国に採択されれば、財政支援を受けられる見通し。県は国の支援も活用し、成長分野での戦略的な産業集積形成を通じて県内経済の成長を目指す考えだ。

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