マイナビが運営する転職サービス「マイナビ転職」は6月23日、「育休取得と満足度に関する実態調査(2026)」の結果を発表した。調査は2026年2月27日から3月3日にかけて、小学生未満の子どもがいる正社員800名を対象にインターネットで実施された。
育休取得日数の現実と理想
調査によると、育休取得経験のある正社員の平均取得日数は、男性が63.5日、女性が407.4日となった。一方、理想の育休取得日数は男性平均138.6日、女性平均438.2日で、男性は理想と現実に倍以上の開きがあることが判明。仕事を離れて子育てに専念する時間をより確保したいと考える男性が多い実態が浮き彫りになった。
育休取得時の不安:収入減少が最多
育休取得にあたって不安だったことを尋ねたところ、全体では「収入減少」(36.8%)が最も多く、男女別では男性33.3%、女性40.3%と女性の方がやや高い傾向が見られた。次いで「不安だったことは特にない」(26.3%)が続き、男性(29.0%)が女性(23.5%)を上回った。収入面への懸念が大きい一方で、不安なく取得できた人も一定数存在することが示された。
育休満足度:自身とパートナーで評価に差
自身の育休に対する満足度を100点満点で評価してもらったところ、男性平均71.9点、女性平均74.3点と男女で大きな差はなかった。しかし、パートナーの育休に対する満足度では、妻から見た夫の育休は67.1点だったのに対し、夫から見た妻の育休は76.7点と約10点の差が生じた。
満足度の理由としては、「家事育児に全力で取り組み、知識とスキルがアップした(100点/男性)」「子どもとしっかり過ごせた安心感(100点/女性)」「取得日数が1日しか取れず、家事育児を経験しきれなかった(50点/男性)」などの声が寄せられ、取得日数やパートナーの取得状況が満足度に影響を与える可能性が示唆された。
仕事と育児の両立にデジタルツール活用
仕事と育児の両立について、生成AIを活用して悩み軽減や効率化を図っていると回答した人は全体の50.5%、SNSを活用して悩みを相談・発散していると回答した人は47.7%に上った。約2人に1人がデジタルツールを活用しながら両立に取り組んでいる実態が明らかになった。



