T・レックス骨格標本、史上最高の81億円で落札 米サザビーズ競売
T・レックス骨格、史上最高81億円で落札

米ニューヨークのサザビーズで14日、ティラノサウルス・レックス(T・レックス)の骨格標本が5010万ドル(約81億円)で落札された。10分間にわたる激しい競り合いの末、恐竜の化石としては過去最高額を記録した。

保存状態の良い「ガス」

落札された骨格標本は、183個の化石化した骨から構成され、世界で最も保存状態の良いT・レックスの骨格の一つとされる。2021年に米サウスダコタ州の牧場で発見され、「ガス(Gus)」の愛称で知られる。骨格の全長は約11.6メートルで、これまでに発見されたT・レックスの中でも最大級。骨格全体の約63%が見つかっており、「完全度」が高いと評価されている。

落札者非公開、市場過熱に懸念

落札者の情報は公開されていない。近年、恐竜の骨格標本市場は過熱しており、一部の古生物学者からは、貴重な標本が公共の学術機関から個人の手に渡ってしまうとして批判的な声が上がっている。これまでの骨格標本の最高落札額は、2024年に落札されたステゴサウルス「エイペックス(Apex)」の4460万ドル(約72億円)だった。

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