金利上昇で得する人、沈む人:長期積立投資の真実と複利効果
金利上昇で得する人、沈む人:長期積立投資の真実

長期積立投資が生んだ驚きの成果

認定ファイナンシャルプランナーの岩城みずほ氏は、金利上昇局面において、長期分散投資を継続することの重要性を強調する。同氏によれば、「安全性の箱」で資産を守りつつ、余裕資金を「収益性の箱」で育てる戦略が有効だという。1998年7月から2026年5月末まで、日本を含む全世界株式指数に毎月1万円ずつ積み立てた場合、投資元本の累計335万円が約2258万円に増加。年率換算の平均リターンは約12%に達した(税金・手数料は考慮せず)。

恐怖に負けず継続する力

ただし、この道のりは順調だったわけではない。2008年のリーマンショック直後には、10年間の積立額が一時的に元本を下回る局面があった。岩城氏は「もしそこで怖くなって売却し、積み立てをやめてしまっていたら、この成果は得られなかった」と指摘。価格下落時には同じ金額でより多くの口数を購入できるため、回復局面で大きなリターンをもたらす。

複利効果を最大化する姿勢

岩城氏は「特別な銘柄選びや相場を読む技術は必要ない。世界全体の成長を毎月コツコツと1万円ずつ愚直に買い続けるだけで十分」と述べる。長期分散投資は地味だが、堅実に資産を増やしてきた人々が実践してきた方法だ。金利上昇環境下でも、時間を味方につけた複利効果が最終的に大きな差を生む。

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