『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』2026年版(24年度)を基に、上場企業の平均年収を年間総労働時間で割った「計算時給」を算出し、上位100社をランキングした。1位は総合商社の三菱商事で、計算時給は1万0145.0円に達した。
1位は三菱商事、2位は三井物産
三菱商事の24年度の平均年収は2033.3万円、総労働時間は2004.3時間。社員の平均年齢は42.4歳で、新卒入社20年前後の社員の時給に相当すると考えられる。
同社は1人当たり年間教育研修費用が57万7000円、年間研修時間14.9時間で、資格・技能検定の取得奨励制度や自由応募形式の無料講座などスキルアップの機会が多く用意されている。フレックスタイムや短時間勤務、テレワークなど柔軟な働き方を実現できる制度が充実し、有給休暇取得率は68.4%、30歳平均賃金は56万7783円、最高額は65万9200円となっている。
2位は同じく総合商社の三井物産で、計算時給は1万0053.9円。平均年収は1996.3万円、総労働時間は1985.7時間。業務から完全に離れ、1年間若手社員を海外に派遣する「若手海外派遣制度」を設置しており、有休取得率は69.0%と高い。時間単位有休やリモートワーク制度などで働き方改革を推進している。
ランキング対象企業の平均は2785円
この2社が時給換算で1万円を超えている。ランキング対象企業の平均計算時給は2785円だった。
東京都の最低賃金は10月1日から1280円に改定される見通しで、2016年の932円から10年間で348円の上昇となる。最低賃金が大きく上昇する一方、日本全体で高給とされる上場企業の時給の水準が今回のランキングで明らかになった。
平均年収には残業手当や各種手当、賞与も含まれており、上場企業など大手・有名企業を対象に「時間当たりの収入が高い企業」を紹介している。



