独立行政法人国立美術館は18日、運営する東京国立近代美術館(東京都千代田区)など6施設について、常設展など所蔵作品展の観覧料を10月以降に値上げすると発表した。一般の料金は現在の2~3.3倍程度とする。
物価やエネルギー価格の高騰で輸送などの経費が増えているほか、展示や上映の充実のためという。企画展はこれまで通り展覧会ごとに料金を設定する。
施設ごとの新料金
現在の一般料金は、東京国立近代美術館と国立西洋美術館(東京都台東区)が500円、京都国立近代美術館(京都市)と国立国際美術館(大阪市)が430円、国立工芸館(金沢市)が300円。これらの館はいずれも1千円に値上げする。
国立映画アーカイブ(東京都中央区)は、所蔵作品展の一般料金を250円から500円、所蔵作品の上映を520円から1千円にする。
政府の中期目標と自己収入増
国立の美術館や博物館は入場料などの自己収入と国費で運営されている。政府は国立博物館・美術館の今年度から5カ年の中期目標で、入場料の引き上げや海外観光客などに別料金を設定する二重価格を導入して、展示にかかる費用の自己収入比率を増やすよう求めていた。



