発売60年の亀田の柿の種、飽きられない理由とは?ピーナッツとの出会いが生んだロングセラー
発売60年の亀田の柿の種、飽きられない理由

カリッカリッ、ボリッボリッ――。原稿に詰まると、つい手を伸ばしてしまう「亀田の柿の種」。あの小気味良いリズムに助けられて、何度校了にたどり着いたことか。ビールのおつまみとしておなじみのこの商品は、亀田製菓株式会社のロングセラーだ。

スーパーやコンビニの菓子売り場には「柿の種」を名乗る商品が多数並ぶが、亀田の柿の種はパッケージに「JAPAN's No.1 Rice Snack」と記すほどの存在感を放つ。市場シェアは約70%(インテージSRI+調べ、2025年推計販売実績)。「柿の種は亀田製菓の商品だ」と思い込む消費者も少なくない。

偶然が生んだロングセラー

発売から60年。この商品の誕生には、創業者の妻のひらめきがあった。もともと柿の種は米菓だったが、ある日妻がピーナッツと一緒に食べることを提案。これが功を奏し、ピーナッツ入りの柿の種が生まれた。この組み合わせが大きな支持を集め、現在の定番となった。

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「ドライ戦争」の追い風と地域限定の定番化

さらに、米国産ピーナッツの輸入促進を背景とした「ドライ戦争」が追い風となり、ピーナッツとの相乗効果が広まった。また、当初は地域限定で発売された「わさび味」が、後に全国的な定番フレーバーとして定着。辛味を軸にしたおつまみ需要を取り込み、飽きられることなく成長を続けてきた。

半世紀以上にわたり親しまれるロングセラー商品。だが、その姿は決して不変ではない。時代に合わせて変わり続けることで、いまだに多くの人々に選ばれている。

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