フィデリティが運営する「フィデリティ富裕層マーケティングラボ」は、富裕層の価値観、生活行動、消費意識、情報接点を分析した「新富裕層調査2026」を発表した。世帯年収3000万円以上の富裕層にはどのような消費の傾向があるのか。調査から、若年富裕層、シニア富裕層それぞれで特徴的な傾向が見えてきた。
世帯年収3000万円以上の「新富裕層」の実態
今回の調査では、中でも世帯年収3000万円以上の富裕層世帯を「新富裕層」としてフォーカスして分析した。調査は20〜69歳の男女計3709人を対象に実施。内、世帯年収3000万円以上は547人で、全体値は実際の人口構成に基づきウェイトバック集計を実施している。
新富裕層では、51%が「モノよりも体験や経験にお金を使いたい」と回答。全体と比較してプラス12ポイントとなった。新富裕層の48%が「商品の背景にあるストーリー」を重視すると回答(全体と比較してプラス17ポイント)。また、53%が「職人の手仕事やクラフトマンシップ」が感じられるものを愛用したいと回答(同プラス20ポイント)した。
健康意識とウェルネスへの支出
新富裕層は「時間やゆとりを得るためにお金を使う」ことを厭わない傾向も見えてきた(58%、同プラス27ポイント)。44%が「家事代行」や「育児サポート」などの外注サービスを積極的に利用すべきであると回答した。外注サービスの積極利用で、日々の「余白」を創出している。
新富裕層は健康意識も高く、57%が「自身の健康や心の豊かさ」にお金をかけており(同プラス15ポイント)、33%が「自然やスピリチュアルなことを生活に取り入れる」(同プラス11ポイント)、31%が「スポーツにお金をかけている」と回答(同プラス19ポイント)した。
1カ月間自由に使えるお金は「58万円」
1カ月間自由に使えるお金は「58万円」。消費に積極的な若年富裕層の実態が浮き彫りになった。



