ジーテクト今期業績、ホンダ生産回復と円安で上振れ余地 会社計画は保守的か
ジーテクト今期業績、ホンダ生産回復と円安で上振れ余地

自動車のフレームなど車体骨格プレス部品を手がけるジーテクトの2027年3月期業績は、会社計画に対して上振れする可能性が浮上している。主要顧客であるホンダの生産回復と円安進行が追い風となる見通しだ。

会社計画は保守的、上振れ余地あり

ジーテクトが5月に発表した2027年3月期の計画は、売上高3590億円(前期比7.7%増)、営業利益192億円(22.9%増)となっている。前期の2026年3月期は、売上の約5割を占めるホンダが半導体不足の影響で減産したことなどから減益を余儀なくされた。しかし今期はホンダの生産回復を見込んでおり、ジーテクトの業績も上向く見通しだ。

さらに、業績押し上げ要因として円安が挙げられる。ジーテクトの今期計画は1ドル=150円を前提としているが、足元では1ドル=160円台にまで円安が進行。加えて、中東情勢の緊迫化による原料高などの影響も軽微とみられ、会社計画はやや保守的と評価できる。

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ホンダ依存からの脱却へ、トヨタ向け販売強化

ジーテクトはホンダ系のサプライヤーとして知られるが、トヨタ自動車向けの販売も強化し、1社依存による経営リスクの低減を図っている。同社の経営戦略として、顧客基盤の多様化が進められている。

今後の焦点は、ホンダの北米生産台数の回復ペースと為替動向。円安が継続すれば、輸出競争力の向上や収益改善に寄与する可能性が高い。アナリストの間では、営業利益が会社計画を上回るとの見方が出ている。

ジーテクトの株価は、業績回復期待から堅調に推移している。投資家は、今後の決算発表で修正計画が示されるかどうかに注目している。

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