補助金増額の背景
経済産業省は15日、7月16日からの1週間におけるガソリン補助金の支給額を、1リットルあたり7.5円に設定すると発表した。これは前週の2.8円から4.7円の増額であり、約2カ月ぶりの増額となる。背景には、米国とイランの間で続く攻撃の応酬により、原油価格が高騰している状況がある。
ガソリン平均価格の現状
石油情報センターの調査によると、7月13日時点の全国のガソリン平均価格は1リットルあたり169.9円だった。経済産業省は、全国平均価格を1リットル170円程度に維持することを目標としており、原油価格の変動などを考慮して補助金の支給額を決定している。
原油価格の動向
5月以降、原油価格は下落傾向にあったが、7月に入ってから状況が一変した。米国とイランの双方がホルムズ海峡の封鎖を宣言するなど、中東地域の緊張が急速に高まり、原油価格は上昇に転じている。この地政学的リスクの高まりが、今回の補助金増額の直接的な要因となった。
基金残高と持続可能性
経済産業省によると、5月分までの補助金支払い後の基金残高は約3800億円である。1リットルあたり10円の補助金を約1カ月間継続すると約1000億円の支出が必要と試算されており、原油価格の高騰が長期化した場合、基金が枯渇する可能性が指摘されている。政府は今後も原油価格の動向を注視し、必要に応じて補助金の支給額を調整する方針だ。



