16日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は前日比105.67ドル安の5万2552.97ドルで取引を終え、3日ぶりに値下がりした。米グーグルの親会社アルファベットが、最新のAIモデル開発の遅れを伝えられ、株価が4%超下落したことが全体を押し下げた。エヌビディアやアマゾン・ドット・コムなど他のAI関連銘柄にも売りが広がった。
アルファベットの下落が市場に波及
アルファベット株の急落は、同社が次世代AIモデルの開発で競合に後れを取っているとの観測が背景にある。市場関係者は「AI競争の激化で、先行企業への期待が過熱していた反動が出た」と指摘する。この影響で、エヌビディアは3%近く下落し、アマゾンも2%超の値下がりとなった。
ナスダックも大幅安、ハイテク株全般に売り
IT企業の多いナスダック総合指数は387.28ポイント安の2万5881.95と、こちらも大幅に下落した。AI関連株への警戒感がハイテクセクター全体に波及し、時価総額上位の銘柄にも売り圧力がかかった。一方、ディフェンシブ銘柄には買いが入り、ダウ平均の下げ幅は限定的だった。
市場の今後の焦点
投資家の間では、AI関連銘柄のバリュエーションが高水準にあることから、今回の下落をきっかけに利益確定売りが続く可能性が指摘されている。また、今後の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策や企業決算にも注目が集まる。ニューヨーク証券取引所では、出来高は平均水準をやや上回った。



