南海の駅で唯一「りんくうタウン」の知られざる一面 関空対岸の共同使用駅、強風時の特別態勢
南海の駅で唯一「りんくうタウン」の知られざる一面

大阪湾泉州沖約5kmの海上に位置する関西国際空港(関空)は、1994年9月4日の開港以来、累計航空旅客数が6億人に達した。運営会社の関西エアポートが6月10日に発表したところによると、2025年度は約3355万人が利用したという。

関空アクセスの鉄道路線

大阪市中心部と関空を結ぶ鉄道ルートは2つある。まずは南海電気鉄道の南海本線。"ミナミ"の中心難波と和歌山市を結ぶ路線で、途中の泉佐野から空港線(8.8km)が分岐している。主役は関空開港にあわせてデビューした空港特急「ラピート」。車両は「レトロフューチャー」をコンセプトにした楕円窓が特徴的なデザインの「50000系」で、南海電鉄を代表するフラッグシップに位置づけられている。日中は1時間に上下2本ずつのラピートのほか、料金不要の空港急行が4本ずつ走る。

南海・JRの共同使用駅

りんくうタウン駅は、南海電気鉄道とJR西日本の共同使用駅であり、南海の駅としては唯一の形態である。関空対岸の埋め立て地「りんくうタウン」に位置し、関空へのアクセス拠点として重要な役割を担っている。南海の関西空港駅長がりんくうタウン駅を管轄しており、強風が吹くと特別態勢が敷かれる。

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駅周辺の「りんくうタウン」

りんくうタウンは、関空の対岸に広がる埋め立て地で、商業施設やホテル、オフィスビルが立ち並ぶ。駅周辺には大型アウトレットモールや温泉施設もあり、観光客やビジネス客で賑わう。関空へのアクセスだけでなく、地域の交通拠点としても機能している。

JRの乗客にも対応

共同使用駅であるため、JRの乗客も利用可能。関空快速やはるかなどの列車が停車し、大阪や京都方面へのアクセスを提供する。南海とJRの乗り換えもスムーズに行えるよう、改札口は一体化されている。

「代行バス」への乗り換え拠点

強風などで関空連絡橋が通行止めになった場合、りんくうタウン駅は代行バスへの乗り換え拠点となる。南海とJRは協力してバスを運行し、空港利用者の移動を確保する。この特別態勢は、関空の立地特性上、欠かせないものである。

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