NHKドラマ『団地のふたり』の舞台となった東京都東久留米市の「滝山団地」が注目を集めている。築58年の団地が、住民の高齢化やバス減便などの課題を抱えながらも、ロケ地として再生を果たした理由を探る。
ドラマの舞台、滝山団地を訪ねて
原作は2022年刊行の藤野千夜さんによる小説で、24年にはBSプレミアムドラマ枠で放送された人気作。今年7月からはNHK地上波でも放送中で、毎回SNS等で話題を呼んでいる。
小泉今日子さん演じる「ノエチ」こと大学の非常勤講師「太田野枝」と、小林聡美さん演じる「なっちゃん」ことイラストレーターの「桜井奈津子」の2人を取り巻く団地の人々が、助け合いながら暮らすハートフルなストーリーだ。
作中では、主人公で幼なじみの2人が築58年の「夕日野団地」に暮らしているという設定。その舞台が、全編にわたりロケ地となった築58年の「滝山団地」だ。既に多くのファンが聖地巡礼で訪れている。
実在の部屋を訪問
筆者も実際に現地を訪れ、今回特別に、モデルとなった部屋にもお邪魔してきた。団地といえば昭和の香り漂う建築物。令和の今、「昭和の団地」を描いたドラマが人気を博す理由について、ロケ地を切り口に探る。
滝山団地は分譲・賃貸あわせて3000戸を抱える1つの「街」としての規模を持つ。コロナ禍以降、団地に「撮影オファー」が殺到しているという。
ドラマに登場する「団地あるある」は、団地の課題の縮図ともいえる。映画やドラマのロケ地に選ばれることで「街全体が活性化」する効果が期待されている。



