北山村の観光筏下りで、外国人客に英語で対応する村観光協会の受付スタッフとして、今シーズンから地元の高校生が活躍している。海外でのホームステイ経験を生かす生徒は「安心して筏下りを楽しんでもらえるよう、笑顔でお迎えしたい」と意気込んでいる。
英語に親しんできた高校1年生
生徒は、三重県立熊野青藍高校に通う1年の中村心優さん(16)。4歳の頃から英語に親しんできた。村が配置する保育所や小中学校のALT(外国語指導助手)から、歌やゲームを通じて楽しく学び、中学3年で英検準2級を取得した。
昨夏には、村が全額費用を負担する海外語学研修に参加し、米カリフォルニア州サンディエゴで約2週間のホームステイを経験。「はじめは、うまく英文が出てこなかったが、知っている単語や身ぶり手ぶりを使って伝えようとすると、少しずつ会話ができるようになった。大きな自信になった」と振り返る。
外国人利用者の増加で人材を起用
村観光協会によると、筏下りは近年、SNSなどを通じて海外での認知度が高まり、昨年度は外国人利用者が全体の約1割を占めた。英語で案内や説明ができる人材の必要性が高まったことから、今シーズン初めて高校生を受付スタッフに起用した。
中村さんは5月初旬から週末を中心に活動。水にぬれてもいい服装やサンダルの着用、熱中症予防の要点などを英語で案内している。「自分の英語が伝わって、お客さんが安心した表情や笑顔を見せてくれると、とてもうれしい。翻訳アプリも活用しながら対応している」と話す。
将来は英語を生かす仕事へ
将来は英語を生かせる仕事に就くことも考え始めたという。「筏下りならではのスリルや、川の上から眺める美しい景色に触れて、北山村に来て良かったと思ってくれたらうれしい」と笑顔をみせた。



