はやぶさ2、小惑星表面400mに接近 フライバイ探査で世界最短距離
はやぶさ2、小惑星表面400mに接近 フライバイ探査で世界最短

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星トリフネと超高速ですれ違いながら観測した結果を発表した。探査機はトリフネの中心から約744メートル、表面から約400メートルまで接近。太陽系の天体を対象にした「フライバイ探査」としては世界で最も近い距離だったという。

拡張ミッションでの快挙

はやぶさ2は、2020年に小惑星リュウグウの試料を地球に届けた後も運用を続け、拡張ミッション「はやぶさ2#」として航行している。5日のフライバイ探査では、秒速約5.3キロという超高速で通過しながら、光学航法カメラや赤外線カメラ、近赤外分光計、LIDAR(レーザーで距離を測る装置)の4機器すべてでデータ取得に成功した。

地球防衛への応用も

狙った進路に探査機を誘導する技術は、将来の地球防衛にも役立つと期待されている。JAXAは今回の成果を基に、より精密な軌道制御技術の確立を目指す。

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