3歳を過ぎると、子どもは「どうして?」「これなに?」と質問攻めにしてくる「なぜなぜ期」に突入する。4歳にもなれば、空の青さやパパのお腹の出っ張りなど、答えに窮する難題も飛び出す。脳科学者でAI研究者の黒川伊保子氏は、この時期の対応が子どもの未来を左右すると指摘する。
質問は「AI時代の必須スキル」の芽生え
黒川氏によれば、AI時代に最も求められる能力の一つが「質問力」、すなわち問いを見つけて言葉にする力だ。4歳児が発する哲学的な問いは、その才能の萌芽であり、親は「面白いね」「いいところに気づいたね」と祝福すべきだという。うんざりしたりうるさがったりすると、子どもは質問の信号を止める癖がつき、将来の可能性を損なう恐れがある。
答えられなくてもOK、聞き返しが効果的
答えがわからなくても構わない。黒川氏は「ママもわからないのよ。あなたはどう思う?」と聞き返すことを推奨する。子どもから素敵な答えが返ってくることもあり、問題解決力の育成にもつながるという。親が完璧に答えようとせず、対話を楽しむ姿勢が大切だ。
本稿は『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したもの。黒川伊保子氏は脳科学・AI研究者として、脳の成長ステージに合わせた親子の関わり方を提唱している。



