京都大学などの研究グループは、半導体光増幅器の性能限界を打破する新技術を開発したと発表した。従来の技術では両立が難しかった高い利得と低雑音を同時に実現し、光通信やセンシングなど幅広い分野での応用が期待される。
従来の課題を克服
半導体光増幅器は、光信号を電気信号に変換せずに直接増幅するデバイスで、光通信システムなどに欠かせない部品だ。しかし、増幅する際に発生する雑音が信号品質を劣化させるという課題があった。
研究グループは、新しい構造と材料の組み合わせにより、この課題を解決。従来の半導体光増幅器と比較して、利得を大幅に向上させながら雑音を低減することに成功した。
応用範囲の広がり
この技術により、光通信の長距離化や高速化が進むほか、センシング分野での感度向上も見込まれる。研究グループは「今回の成果は、光技術の進展に大きく貢献するものだ」とコメントしている。
今後は実用化に向けた研究を進め、早期の社会実装を目指すとしている。



