日本テレビは10日、東京・汐留の同局で10月改編説明会を開催した。番組誕生50周年を記念して約30年ぶりに復活する『アメリカ横断ウルトラクイズ』について、大井秀一総合編成センター部長が、テレビ離れが進む今だからこそ放送する理由を語った。
円安でも復活させる理由
説明会の質疑応答では、『アメリカ横断ウルトラクイズ』について、海外を舞台にした大規模なロケを敢行し、「世界で最も制作費のかかったクイズ番組」としてギネス世界記録にもなった同番組。その上、従来のアメリカ横断から、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカを巡る“地球一周規模”へとスケールアップすることが発表されているが、大井部長は「円安なんで大変です。海外取材したり、ロケしたりすると、本当にお金がかからないわけがない番組です」と率直に語る。
それでも、なぜ今この番組を編成するのか。大井部長は「今回、年末年始の時期に放送しますけれども、やっぱり今、“お祭り”が必要だと思うんです」と、その狙いを明かした。
「この瞬間だけは一緒に楽しみたい」
「テレビを見なくなっているお客様が増えている中、やっぱりこの瞬間だけは一緒に楽しみたい。サッカーのワールドカップじゃないですけれども、“このコンテンツは普段見ないけど、これは見てみようかな”って思えるものを、しっかり生み出していきたい」
そうしたコンテンツを検討する中で、「ウルトラクイズでやってみよう」とプロジェクトが動き出したという。
減った“大規模視聴者参加型”
もう一つ、大井部長が復活の理由として挙げたのが、視聴者参加型コンテンツの減少だ。『アメリカ横断ウルトラクイズ』は、一般の参加者がクイズに挑みながら世界を舞台に勝ち抜いていく、視聴者参加型番組の代表格。大井部長は「もちろん先輩たちが築いてきた『ウルトラクイズ』のブランドもあります」とした上で、その強みを「強力なIPであり、しっかりとしたお祭りであり、視聴者の方にも参加して、一緒に夢を分かち合える」ことだと表現する。
そして、「こういうものは、やっぱり今の時代だからこそやる価値があるんじゃないか」と強調。「お金はかかりますけど、編成してみようと思ったので、やります」と力を込めた。
12日には1次予選を予定しているが、応募者の総数は今後発表される。



